看護師国家試験に合格して晴れて看護師になったのに、急性期病院で看護師を続けていける気がしない..
理想と現実とのギャップや複雑な人間関係、学生時代とは比にならない責任の重さや多忙さに、看護師辞めたいと感じたことのある新人看護師さんは少なくないのではないでしょうか。
今回は私が看護師1年目で急性期病院を1年で転職した経験をお話しします。
看護師を辞めたくなる理由
複雑な人間関係
看護師は気の強い人が多いです。
特に急性期の病院は命を取り扱う現場であること、肉体労働や変則勤務が多いことなどから、メンタル面、体力面どちらにおいても強くないと続けていくことは難しいです。
患者さんや家族から理不尽なクレームや暴言、暴力を受けることも少なくはなく、
意地悪なことを言ったり無視をしたりするお局看護師もいるのが現実です。
人からの評価を気にしすぎたり、うまく気持ちの切り替えができないと、このような環境で仕事を続けていくことが難しく感じられるかもしれません。
命を取り扱う責任の重さ
ちょっとしたミスが患者さんの命に関わる場面は、看護の現場では多々あります。
「新人だから」「分からなかったから」では済まされません。
特に新人の頃は「分からないことが分からない」という場面が多々あります。
しかし常に人手不足の現場では、通常業務をこなしながら先輩が新人指導をしているため、質問しにくいどころか新人を邪魔者扱いする先輩もいます。
もちろん自己学習は重要ですが、気軽に質問しにくい環境では自分の行為に自信を持てず、命を扱う責任に耐え難くなることもあります。
理想と現実のギャップ
看護学生の頃は一人の患者さんを受け持ち、患者さんの病状、生活背景や思いを汲み取って個別性のある看護を立案し、行動計画を立てていたと思います。
しかし現場では5人、10人とたくさんの患者さんを受け持ちます。
日々の業務をこなすことで精一杯、看護ではなく作業になっているのではないか…
患者さん一人一人と向き合う時間がほとんどない…
そんな理想と現実のギャップから看護師を辞めたくなる人もいるのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの影響
2020年、パンデミックを引き起こした新型コロナウイルス。
当時、未知のウイルスは医療の現場に大きな混乱をもたらしました。
私生活は制限され、職場でも感染対策に神経を尖らせる毎日に疲れ果てた看護師は少なくありませんでした。
感染症分類が2類から5類になり、世間は徐々に平常を取り戻しつつあります。
しかし現在も感染対策等の業務、クラスターが発生した場合は自身や家族の感染の恐怖と隣り合わせの生活が続いている看護師もいます。
転職活動について
看護師1年目の夏、このまま急性期病院で看護師を続けていくことが難しいと感じた私は転職活動を始めました。
自己分析を行う
就活の際には実習や卒業研究なども忙しく、しっかりと自己分析をしていませんでした。
そもそも看護師という仕事が向いているのかと悩んでいたため、まずは
などを書き出しました。
そこで、自分の人生の中で大切にしたいことを3つ挙げました。
それは大きくまとめると
- 健康
- お金
- 時間
となりました。
当時の職場では、お金は稼げるけど肉体的精神的に追い詰められて、自分の時間を楽しめない状況でした。
また、新型コロナウイルスの影響で友達や家族とも隔離され、外出も制限され、病院と寮の往復のみで、この状況がいつまで続くかわからない不安がありました。
特に私は知り合いが少ない土地での就職だったため、働く場所を変えたいというのも転職を決める大きな理由となりました。
転職サイトへの登録
転職の際はいくつかの転職サイトに登録することをおすすめされますが、結果的に私は1つの転職サイトにだけに登録し、転職活動を進めました。
後日、担当のキャリアアドバイザーの方と面談をし、いくつか求人を紹介していただきました。
その後、面談を重ねて応募する転職先を選び、最初に受けた訪問看護ステーションで採用の結果をいただくことができました。
あの時を振り返って
当時は上手く行ったかのように思えた転職ですが、その後私は複数回の転職を経験しました。
最初の転職を考えた時は、看護師1年目で転職なんて早すぎるのではないかなど、いろいろな不安がありましたが、結果的には転職して良かったと思います。
看護師が働くことのできる場所は様々あり、一般企業と比較すると転職のハードルはかなり低いです。
その利点を活かして、自分に向いている職場を見つけて働くことが大切です。
結論:看護師1年目でも転職はできる
「とりあえず3年は続けることが大切」と言われますが、本当に無理と感じたら自分に向いている職場を探すことも大切です。
確かに急性期病院で学べることは多いですが、その他の選択肢がある事も事実です。
ただ、基本的な技術や知識は身につけておいて損はありません。また急性期病院でどれだけ知識や技術を身につけることができたかは今後の看護師としてのキャリアにも多少なりとも影響はあるとは思います。
今の職場で学べることを吸収しつつ、自分に合った職場で働けるように行動してみてはいかがでしょうか。